NS TOOLのエンドミルがつくりだす革新事例

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「スパッ」と気持ちよく、ひらく缶詰。「ピタッ」と心地よく、お尻をつつむオムツ。五感に訴えるMade in Japanの「擬音」を、エンドミルはつくっている。

「Made in Japan」の先をつくる「Made in Japan」の先をつくる

海外を訪れた時、飲料の缶が開けにくいと感じたことはありませんか?あるいは、輸入品の缶詰を開栓する際になかなか開かずに苦労した経験をお持ちの方もいるでしょう。飲料缶を「プシュッ」と爽やかに、缶詰を「スパッ」と気持ちよく開缶できる。そんな、Made in Japan のクオリティを下支えするのも、日進工具の大切な役割のひとつです。アルミ缶のプルトップには、輸送や保管時に多少の圧力では中身が漏れない耐久性と同時に、必要とあれば軽い力ですぐ開けられるという、いわば相反する性能が求められます。この条件を満たすには、プルトップの切れ口の厚さなどを均等かつ精密にコントロールする加工技術が欠かせません。そうした高度な技術要求をクリアするために、日進工具のエンドミルが採用されています。また、ダイカットロールと呼ばれるロール状の金型を使用して、紙オムツを裁断する装置にも同様の加工技術が応用されています。いつ使っても「ピタッ」とフィットしてくれる、日本製のオムツの確かな品質。それは、個々の加工を寸分の狂いもなく精緻に仕上げてこそ初めて約束されるのです。ほかにも、密閉性と開けやすさを兼ね備えたペットボトルのキャップ、繊細なパーツで世界を魅了するプラモデル、洋服やバッグの開閉に不可欠なファスナー、安定したインク供給で滑らかなボールペンの書き味を生むペン先など…。エンドミルが身近な日本製品の中で活躍するシーンは、実に多種多様。そのさらなる可能性を求めて、日進工具はこれからも一本一本の切れ味を研ぎ澄ませていきます。