Seminar

セミナー

1月29日(⽔)

1月29日(⽔) 11:25〜12:15

基調講演

『超精密・微細切削技術の最前線』
NSTOOLプライベートショー2020における最新情報を探る

株式会社松岡技術研究所
代表取締役 博士(工学)/技術士(機械)
松岡 甫篁 氏

 工業製品のコンピュータ化で精密・微細部品が注目され、必然的に精密・微細切削の高度化は急速に進んでいる。一方で、情報化時代を迎え工作機械、工具、ツーリングなどで新たな動きが見受けられ、とりわけ、エンドミルの高特性化と切削の最適化を指向したソフトの開発など、斬新な取り組みが始まっている。

 今回は、超精密・微細切削向けエンドミルに求められる性能について考え、新たな視点に立脚した開発の最新動向を探り、情報化に向けたマシニングセンタの新たな取り組みなどについて解説する。更に、今回のNSTOOLプライベートショー2020で注目すべき、製品と技術について講演者なりの紹介と解説を行う。

■ 略歴

1987年 株式会社松岡技術研究所 設立・代表取締役 新技術・製品開発、生産技術などのコンサルタント
1999年 博士(工学)/東京大学

■ 専門分野

高速ミーリング研究、CNC切削加工技術、微細加工技術、切削工具開発指導、 金型生産技術、新製品開発指導、異業種交流のコーディネーターなど

■ 著書など

切削加工データブック、新しい穴加工技術、CNC切削加工のすすめ方、はじめての金型技術、はじめての切削加工(工業調査会)、金型のNC加工テクニック、型技術便覧(共著)、プラスチック金型ハンドブック(共著) 、高速ミーリングの基礎と実践(共著/日刊工業新聞社)など

1月29日(⽔) 13:25〜14:35

主催者
セミナー

「精密・微細加工に必要な加工技術と高精度加工への取り組みについて」

日進工具株式会社
開発部 開発グループ 研究開発課
課長 遠藤 孝政

昨今、製品の精密化、微細化が進む中で、切削加工において工具、機械、CAD/CAM、周辺機器などの性能は日々進化し、様々な加工に対応する環境整備が成されています。しかし、環境が整備されても高精度な切削加工の実現は一筋縄ではいかないことも挙げられ、工具の性能を引き出すためには、基礎的な加工技術が重要であることを改めて認識する方も多いのではないでしょうか。
日進工具では小径エンドミルに特化し、製品開発のみならず加工技術についても研究を重ねて参りました。本セミナーでは精密・微細加工に必要な基礎的な加工技術(荒加工(前加工)の重要性、取り代の管理、加工環境の構築など)について新製品や加工事例を交えて御紹介いたします。

出展者様セミナー

YASDAのモノづくりと高精度加工の為の加工支援機能の紹介

安田工業株式会社
販売促進部 営業技術課
課長 渡部 典之 氏

YASDAこだわりの機械のつくりこみと高精度加工を手助けする独自の機能を加工事例とあわせて分かり易くご紹介いたします。

シチズンマシナリーの誇る先進加工技術について

シチズンマシナリー株式会社
ソリューション推進部
古家 徹郎 氏

モノづくりを通して人々の暮らしを支えるCNC自動旋盤。幅広い分野で活躍するため、自動旋盤で作製される部品は千差万別かつ要求されるニーズもより複雑なものになりつつある。本セミナーではLFVやその他シチズンマシナリーが誇る先進加工技術について解説し、生産性向上に繋がる提案を目的とする。

一歩進んだ金型高精度加工技術

東芝機械株式会社
 ※2020年1月当時の社名です

ナノ加工システム事業部 ナノ加工開発センター
部長 天野 啓 氏

超精密マシニングセンタUVMシリーズの概要を述べるとともに、高いレベルでの加工精度再現性を確保すると同時に省力化・自動化を実現するための各種サポート機能、将来に向けた先進的な開発取組など、ここから先の時代を生き抜くために必要とされる高速・高精度切削技術について解説する。

高速・超高精度 同時5軸加工機UD-400/5Xのご紹介

ヤマザキマザック株式会社
技術本部 商品開発二部 5グル―プ
グループリーダー 村瀬 徹 氏

金型や医療機器産業などの微細・精密加工分野では、高精度・高品位な加工面形状はもちろんのこと、応答性・安定性の高い工作機械が求められております。これらのご要求にお応えする、高速・高応答性・超精密加工の同時5軸制御 門形マシニングセンタ【UD-400/5X】を開発しました。その開発コンセプトと加工事例についてご紹介いたします。

1月30日(木)

1月30日(木) 10:30〜11:20

特別講演

米中貿易摩擦と中国経済の現状を考える

三菱UFJモルガン・スタンレー証券
インベストメントリサーチ部
チーフエコノミスト 李 智雄 氏

米中間の摩擦は、「経済」「技術」「基軸通貨」「軍事」という四つの覇権をめぐる争いの顕在化であり、問題は長期化するだろう。立場が相対的にまだ弱い中国側の譲歩によって時間稼ぎがなされているものの、悪化継続という流れを変えるのは難しそうだ。その中で、中国は技術を着実に磨きつつある。背後にあるのは、厳しい消費者と激しい国内市場での競争である。日本企業はそのような国際情勢を前提に、時には良きパートナーとして、時には厳しい競争相手として中国と向き合っていかなければならないだろう。

講師プロフィール

2003年から2006年まで韓国陸軍士官学校にて陸軍中尉及び専任講師。経済学、経営学、ゲーム理論等。2006年から2014年までゴールドマンサックス東京及びソウルオフィスにて、日本経済エコノミスト、韓国経済エコノミスト兼韓国ストラテジストを歴任。2011年度東京大学大学院総合文化研究科にて客員准教授。地域文化研究講義を担当。2011年10月~3月経済産業省「グローバル化と国際分業の中での産業構造に関する研究会」委員。2013年~2016年新潟国際大学講師。Financial Markets and Globalization担当。2014年三菱UFJモルガン・スタンレー証券入社。著書『故事成語で読み解く中国経済』(日経BP社)2016年。

1月30日(木) 13:25〜14:35

主催者
セミナー

「精密・微細加工に必要な加工技術と高精度加工への取り組みについて」

日進工具株式会社
営業部 営業技術課
課長 豊島 直樹

昨今、製品の精密化、微細化が進む中で、切削加工において工具、機械、CAD/CAM、周辺機器などの性能は日々進化し、様々な加工に対応する環境整備が成されています。しかし、環境が整備されても高精度な切削加工の実現は一筋縄ではいかないことも挙げられ、工具の性能を引き出すためには、基礎的な加工技術が重要であることを改めて認識する方も多いのではないでしょうか。
日進工具では小径エンドミルに特化し、製品開発のみならず加工技術についても研究を重ねて参りました。本セミナーでは精密・微細加工に必要な基礎的な加工技術(荒加工(前加工)の重要性、取り代の管理、加工環境の構築など)について新製品や加工事例を交えて御紹介いたします。

出展者様セミナー

AndroidⅡの紹介及び銅タングステンへの加工結果報告

碌々産業株式会社

東北営業所
副所長 宮田 剛 氏

超高精度高速微細加工機「AndroidⅡ」をご紹介させて頂きます。当機は実加工精度±1µmを実現する為に開発された加工機であり、高硬度材の直彫り仕上げ、極小径穴あけ、鏡面加工とあらゆる業種で活躍させて頂いております。今回はR0.05工具を使用し、銅タングステンへ加工した電極サンプルの結果を報告させて頂きますので、皆様のご来場、心よりお待ちしております。

究極のハイスピードミーリングを実現するナノマシニングセンタと、AI技術を活用したシミュレーションソフトウェア

株式会社ソディック

工作機械事業部 ミーリング技術部 先進制御課
課長 大戸 裕 氏

アクティブ除振機構・12万回転スピンドルを搭載した独自構造のナノマシニングセンタ「AZ275nano」の特長と、最新加工事例をご紹介します。また、AI(人工知能)技術を活用した最新ソフトウェア「MotionExpert-AI」は、加減速を考慮した正確な加工時間予測、加工面質予測、最適な加工パラメータ調整など、信頼性の高い高速・高精度加工をサポートします。

工具を活かすマキノの技術

株式会社牧野フライス製作所

加工技術本部 先行技術開発部
マネージャ 矢部 和寿 氏

理想の加工システムも、加工品質が安定しないと実現できません。もう少し精度アップしたい、5軸加工機を上手に使いたいなどの目前の課題に、マキノが取り組んでいる、工具を観る、測る、最適に動かすソリューションをご紹介します。

精密加工への取組み

三菱重工工作機械株式会社
 ※2020年1月当時の社名です
技術本部 加工技術グループ
主任 杉川 祐介 氏

精密加工機µVシリーズ(µV1、µV5)は、精度を必要とする金型や部品など精密加工メーカ様から長年ご好評を頂いております。精密加工を実現するためのµVシリーズの開発コンセプトや要素技術、それらがもたらす特長を加工事例など交えてご紹介します。


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