NS TOOL Interview インタビュー

代表取締役社長後藤弘治インタビュー

2017.03.07

ブランドステートメント “「つくる」の先をつくる” への想い。

 日進工具という会社は、何をつくっている会社なのか ──。

 1954年創業の当社は、超硬小径エンドミルに特化したメーカーとして日本の“モノづくり”を支え、現在ではこの分野のリーディングカンパニーと呼ばれるまでに成長することができました。

 もちろん、当社がつくっているものは、エンドミルという工具にほかなりません。しかし、私たちが本当にお届けしているものはもっと先にある。それは、今世の中にないもの、夢やアイデアをかたちにするお手伝いをさせていただくことであり、そうして生み出される製品が人々の生活をもっと便利にするということです。

 日進工具は、モノづくりの可能性をつくっている。そして、人々の未来をつくっている。“「つくる」の先をつくる”というブランドステートメントは、当社社員がずっと胸に抱き続けてきた使命を、ひとつの言葉として表現したものなのです。

社員が誇りを持てる会社に ──。

 昨年、当社がコーポレートブランディングを導入した理由には、そうした私たちの中にある“誇り”にスポットを当て、あらためてその素晴らしさを全社で共有したかったという想いがあります。

 当社の製品は、世に出て人々の目に触れるようなものではありません。たとえば、自動車や建築物など、目に見えるものは説明もしやすいし、子どもたちも親の仕事の意義を理解しやすいでしょう。ですが、わからなければ興味も持てず、製造業に魅力を感じることもない。そうして本当に価値あるものが正当に評価されず、消え去っていくのが日本の製造業の現状でもあると危惧しています。

 自分たちがつくっているものの本当の価値を知り、社会にどれほど役に立っているのかを正しく理解し、自らに誇りを持ち、それを子どもたちにもしっかり伝えていきたい。親を尊敬し、未来を継いでほしいと思うのです。

私たちがお届けする「Made in Japan」という信頼。

 すぐれた芸術家にすぐれた絵筆が必要なように、スマートフォンも最新医療機器も、当社の技術があればこそ、つくり出すことができる。緻密で繊細で妥協を許さないモノづくりを支えるのは、極めて高い精度を実現し、トップクオリティを安定して発揮し続けるという約束です。

 私たち日進工具は、その約束に「Made in Japan」という信頼でお応えしてまいります。謙虚に振り返り、鍛錬を繰り返し、手を緩めず、諦めず、常に勇気をもって未来へ挑みます。私は、それこそが私たち日進工具の真価なのだと思っています。

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